2012/11/15

広がる景色


思い返せば手元にあるもので今でも大切にしているものは、そのものの向こうに作り手の顔や作られた場所の風景が思い浮かぶものかもしれません。ぐっと肌寒くなってきて、ものから伝わる人の温もりにより触れていたいと思うようになってきました。たとえばやわらかな黄色が広がるストールを見ていると、古ぼけた椅子に腰かけた初老の女性がゆっくりゆっくりニットを編んでいる姿が思い浮かんできます。イメージの押し付けかもしれませんが、そんな風景を想うだけでなんだか無性にどきどきしませんか?

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